お父さんが娘と2人で伊丹空港の公園にお出かけしてみた【お父さんが○○してみたシリーズ】
お父さんが○○してみたシリーズ、第1回目です。今日はゴールデンウィークの一日を使って、伊丹空港横にある「伊丹スカイパーク」に行ってきました。
参考サイト:伊丹スカイパーク
どうして、2人で行くことになったの?
この目的はお母さんがずっと子供と一緒で、自分の時間がないという事から、たまにはお父さんが娘と2人でお出かけして、お母さんのプライベートな時間をプレゼントしようとした企画です。
また、娘に「もっとお父さんを好きになってもらう」という隠れた目的もありました。
そして、お父さんも飛行機を見たいという欲望から目的地は伊丹スカイパークに決定。
前日から、準備しよう!
何をするにも準備が大切。以前にあるお坊さんから、「なにごとも準備8割」という名言をいただきました。仕事もプライベートも子育ても準備が肝心。
さあ、計画を立てよう!
以下は出発前日に練ったプランです。
ゆっくり遊べるし、子供を急がせる事もないだろうというプランを作りました。せっかく子供のために行くのだから、怒らないようにしようと心に決めて。
そして、5:30に食事に行く予定が入っていたので、1時間前に家へ着けばいいでしょう。
時刻 | 予定 |
---|---|
9:00 | 家を出発 |
10:30 | 公園に到着 |
12:00 | 昼ごはん |
14:00 | おやつ |
15:00 | 公園を出発 |
16:30 | 家に到着 |
持っていくものを準備して!
以下にあるものは持っていくもの一覧です。
毎日お子さんと接しているお母さんだったら、リストアップする必要は無いのですが、なにせ初めて2人でお出かけするお父さんなので、忘れ物がないように、リストアップする必要があります。
ちなみに、我が家ではおやつは大人子供問わず必須アイテムです。
- 水500ml×2
- おにぎり
- おやつ
- 着替え一式
- タオル
- フェイスタオル
- ぼうし
- ポケットティッシュ(水に流せるものがベター)
- お尻拭き(ウェットティッシュ:水に流せるものがベター)
いざ、出発!
朝起きて!
朝起きた時間は7:30、平日と同じ起きる時間です。休日だからと言って起きる時間を変えると返って体に良くないそうです。
前日に「明日は飛行機が見られるよ」と言っていたので、娘は寝起きの機嫌がすこぶる良いみたいです。
おにぎり握って!
朝ごはんを食べて出発準備!
できるだけお母さんには負担を掛けたくないので、おにぎりはお父さんがにぎります。おにぎりの具もちゃんと子供に好きなものを聞いて詰めたので、食べるときに「こんな具じゃイヤだ!」とはならないでしょう。
荷物をまとめて!
そして、リストアップした持っていくものをかき集め、バッグに詰め込みました。
以前、近くの公園に行ったときにトイレットペーパーがなかった苦い経験から「ポケットティッシュは必ず忘れまい」と以前の経験がここで生かされてます。(お母さんたちは「なんてレベルの低い話だ」とお思いでしょう。)
しかも、ウェットティッシュもトイレに流せるタイプを準備するので自分では完璧父さんと浮かれています。
子供を着替えさせて!?
浮かれたお父さんは、ここで壁にぶつかります。
着替えさせるのはいいのですが、ファッションセンスのないお父さんはどの服を娘に着せたらいいのか分かりません。ここはお母さんに頼ります。
さらに、お父さんは娘の髪の毛を結ぶことができません。ここでもやはりお母さんに頼らざるをえません。「人生で三つ編みしたことないし…」出鼻をくじかれます。
さあ、しゅっぱつだ~!
予定ギリギリの時間に家を出て、駅まで歩いて行きます。
「楽しみだね~」なんて娘と会話しながら。駅について切符を買います。娘は無料で電車に乗れるので、ちょっとお得な気分。
これまで着替え以外は順調な滑り出し。と思いきや、ホームに向かう階段を下りていくと、目の前で乗りたい電車が出発してしまいました。「おおぅ!」と心の中で叫びましたが、今日は休日、まだまだ時間があるので次の電車を待つことにしました。
電車は以外にも満員で、4人席にやっと座れました。本当は2人席で親子水入らずが良かったのですが、座れただけ良かった。これから電車に40分揺られるからです。
そうこうしているうちに、乗り換え2回で目的の駅に着きました。駅に着くと、食べ物に貪欲な娘はパン屋さんへフラフラと吸い込まれていきました。
「今日は休日だから、わがままを聞いてあげよう!」平日だったら買い渋るお父さんですが、今日は太っ腹です。逆にパンを拒否して娘に泣かれると、お父さん1人では対応できないという事情も含まれています。
100円ぐらいの菓子パンを買うのかと思いきや、250円オーバーのサンドイッチを選んでちょっとビックリしたお父さん。しかしそこは顔に出さない大人の男を演じています。
バスに乗って!
この駅からバスに乗って目的地の公園に向かいます。
駅のバスターミナルに向かうまでに事件発生。娘が「お腹空いた~」「ここでサンドイッチ食べる~」と言い出しました。飛行機を見ながらのんびりと昼食を食べるイメージトレーニングをしていたお父さんはまたまたびっくり。バスターミナル横でサンドイッチを食べても味気なさすぎ。さすがにそれは拒否しました。なかなか娘が了承してくれな買ったのですが、10分ぐらいやり取りをしていると、乗りたいバスがやってきたので「このバスに乗るからもうちょっと食べるの我慢して!」というと、なんとかバスに乗り込んでくれました。
公園に着いたぞ!
バスの中で1年上のお姉ちゃんと仲良くお話していた娘と、目的地のバス停で無事おりました。到着!と思いきやパッと見、どこに公園があるか分かりません。ベビーカーを押す若夫婦の後ろをシレっとついて行くと、公園の看板が見えてきました。「おうっ、着いたぞ!」なんとなく飛行機のエンジン音も聞こえます。
さあ、遊ぼう!?
公園入ってすぐの道はきれいに舗装されていて、これがなかなか長い。公園建物の横を通って公園内に着きました。「おおぅ!」飛行機が見えるではないか!しかも間近に!「さあ、遊ぼう」と思いきや、先ほどの伏線がつながります。「お腹空いた!」と娘。「早くないかい?」と戸惑いながらも、10:30からお昼ご飯に突入。
周りはお昼ごはんを食べる人はまだ少なく、食べているのは2人だけ。実は、それが良い選択でした。よく見ると、この公園は日陰で座れるベンチはとても少ない。けど、その他の家族づれは遊んでいるので、日陰のベンチでゆっくりお昼ごはんが出来ました。家から持ってきたおにぎりと、さっき買ったサンドイッチ。「おかずは?」との疑問をかき消すように一心不乱におにぎりにかぶりつきます。
飛行機だ!
おにぎりを食べながら空港を見ているとどんどん飛行機が離着陸しています。たまに大きな飛行機が来ると、お父さんでもテンションが上がる!写真を撮りまくっていたら「私も撮る!」と言ってカメラを奪われました。
空港で見るよりこちらの公園の方が滑走路に近く、離着陸の飛行機はより大きく見えました。
そのためか、飛行機を撮るアマチュアカメラマンもチラホラ。飛行機マニアには絶好の撮影ポイントだったんですね。
それでは、遊ぼう!!
おにぎりを食べて、飛行機もたくさん見て満足した2人は、やっとこさ遊具で遊ぶことにしました。この公園には遊具の数は少ないですが、網でできた立体迷路のようなものや、斜めに立ったジャングルジムなど、近所の公園では見かけない遊具があり、存分に楽しめます。
すべり台も4,5台あって長いものや2つ平行に並んだものも。娘と父の2人は、とっても満足。
楽しく公園で遊んでいたら、ふとお父さんの頭にある不安がよぎりました。
「熱中症は大丈夫か?」
その日は5月初旬なのに、最高気温は30℃らしい。水はたっぷり持ってきたけど、「が~ん!日焼け止めを忘れた!」
娘のお肌を守るために、日焼け止めを買いにいかなければなりません。もっと遊んでいたい娘を説得して、公園出てすぐのコンビニに直行します。とはいうものの、公園を出るまで距離があるんだな~。
コンビニで日焼け止めを買い、娘にぬりぬり。コンビニでも要らないものを一切買わず、またまた公園に戻ってきました。
日焼け止めは忘れていたが、これまでは順調。よしよしと思っていた矢先…
娘「帰る~」
父「なぬ~っ!」
すべり台を滑り終わった瞬間、「帰る~」のことばが出現。
この発言にお父さんはビックリ。ただ今12時。これから直ぐ帰るとなると、家に着くのは遅くても14時。これでは当初の目的「お母さんにプライベートな時間をプレゼント」することができません。「お父さんの面目が~っ!」
そうはさせません。こちらには強~い見方が。
おやつにしよう!
そうです、『強~い味方=おやつ』。この最強の味方に娘も納得。日陰のベンチがなかったので、遊具の下にあった段差に座って食べることにしました。
おやつも朝出かける前、娘に自分で選んでもらったもの。準備万端です。お坊さんが言ってた「準備8割」って本当だな~と実感するお父さん。
機嫌が治った娘。遊具でまた遊び始めてよしよしと思っていたら…
娘「帰る~」(2度目)
父「ええ~っ!!!」
危機は乗り越えたと思いきや、再びやって来ました。あれからまだ1時間しかたってません。つまり、今は13時。帰る時間まで2時間あります。何とか帰らずに済むようアイデアをひねり出そうと思った時、目に飛び込んできたもの。それは、『アイスクリーム自動販売機』。
父「これしかない!」
ちょっと卑怯な手であることは分かっている。おやつもさっき食べた、甘いもののとり過ぎになることも分かっている。でもお父さんのプライドの為、「お母さんにプライベートな時間をプレゼント」するミッションの為に、禁断のツール「アイスクリーム」に手を出してしまった。
「今日は暑いから、体を冷やさないとね。」などと、言い訳も考えながら2人でアイスクリームを食べちゃいました。場所もさっきと同じ所、遊具の下にある段差でね。
またまた機嫌が治った娘は遊びだすかと思いきや、
娘「帰る~」(3度目)
父「やっぱり~!!」
ここまで来たら、娘の「帰る~」攻撃は予測可能。やっぱりお母さんがいいんだね。お父さんの力不足を見せつけられました。
ただ、それでもまだまだお家に帰るわけにはいきません。そこで撮った作戦は「説得&先延ばし」作戦。
この公園「伊丹スカイパーク」は空港の横にあるので、その分長ーいのです。端に公園入口があって、まだ半分ぐらいしか来ていません。そして、反対の端っこに噴水があるようなので、「これだっ!」と思い、説得を始めます。
父「じゃあ、向こうの噴水を見たら帰ろう!」
公園が長いので、反対の端まで行って、また戻るまでには時間がかかります。その分帰る時刻を遅らせることが出来る。卑劣な大人の作戦は見事に成功。ただし、長い距離を歩くのでその分「抱っこ攻撃」は免れません。
つつじの花壇を横に見ながら歩いて生きます。すると噴水らしきものが見えてきます。
「水遊びしてるじゃん!」
今日は最高気温30℃。真夏日で、準備のいい家族は我が子に水着を着せています。「水着は無いけど着替えは持ってきてる。」ただし娘は今、ちょっと風邪気味~。
噴水で水遊びしている子供たちを発見すると、娘も水遊びしたいモードに突入!
「いや~風邪気味だし~鼻水垂らしてるし~」なんてお父さんはそっちのけ。水遊びに前のめりです。
「これは止められん。お父さんでは止められん。幸い、今日は温かいし大丈夫かな~。」お父さんの心の声です。
圧倒されたお父さんは娘に水遊びを許可。最初は服を着て遊んでいたのですが、最終パンツ一枚。やっぱりそうなるよね。
さすがに鼻水垂らしてる娘なので、途中に休憩をはさみながら水遊びをさせました。
父親失格かな~。
お家に帰ろう!
そろそろ帰る時間です。帰る時になって名残惜しくなったのか、なかなか帰ろうとはしません。少し手間取って30分ほど時間オーバーしましたが、家路につくことになりました。
バスに乗り、駅に着きました。持ってきてた水がなくなったので近くのスーパーで水を買い、水分補給。今日は最高気温30℃と5月にしては気温が高かったので、子供にとって水分補給は大切です。帰りの電車では一番前の車両で線路を見ながら帰りました。
往復の電車内も楽しんでほしかったからです。
帰ってきました
家の近くに戻ってきたのは5:40。すでに食事の時間から遅刻なので、駅から店まで直行しました。遅れることを先にメールしていたお母さんと再会。めでたく娘とお父さんの2人旅は終了しました。
振り返って反省してみる
全体的に70点かなと思います。怒らないでいようと思いましたが、娘がすべり台で割り込みをしていたり、少し危ないなと思った時は優しく注意しました。娘は怒られたと感じたかもしれません。
楽しかったし、途中娘も楽しそうな顔をたくさんしてくれました。5:30の食事に20分遅れで到着しましたが、そのあたりには目をつぶろうと思っています。
父娘2人で丸1日楽しめたのでOKということで。
ところで費用はいくらかかったの?
ここで費用をまとめておきます。
内訳 | 金額 |
交通費 | 1,360円 |
サンドイッチ | 268円 |
アイス×2 | 260円 |
水 | 87円 |
缶コーヒー | 130円 |
日焼け止め | 756円 |
計 | 2,861円 |
かなり安くつきました。娘が小学生以下なので交通費が無料。そして、昼食をおにぎりにして食費を抑えたのでとても安くで丸一日を楽しめました。ただ、現地について美味しそうなものがあれば、食べようと思っていたので食べたいものが特になかった今回ならではかもしれません。お祭りなどに行けば出店があるのでもう少し出費がかかったでしょう。節約はするのですが、楽しみにはお金を使うつもりでいました。
本当に持っていくべきもの
今回、持っていくものを準備する時点で失敗がありました。
これから暑くなって外で遊ばせる時は日焼け止めは必須アイテムでした。また、下調べで遊べる噴水があるのを知っていたら、水着も事前に準備していたでしょう。
それと、スリ傷などがあった時はバンソウコウも今回は必要でした。娘はバンソウコウ大好きなので、当てはまる場合は持っていってください(笑)
お子さんによって必要なものそうでないものがありますが、参考にしてください。大人のいるものとしてサングラスなど他にあると思います。
- 水500ml×2
- おにぎり
- おやつ
- 着替え一式
- 水着
- タオル
- フェイスタオル
- ぼうし
- 日焼け止め
- バンソウコウ
- ポケットティッシュ(水に流せるものがベター)
- お尻拭き(ウェットティッシュ:水に流せるものがベター)
最後に
お母さんのプライベートな時間をプレゼントしようとした企画でした。が、娘の誕生日が近かったこともあり、結局1日の3/4以上を誕生日の準備に当ててしまったようです。
また次回も父娘2人でお出かけにチャレンジしてみようと思います。
PS.
風邪気味だった娘に水遊びさせてしまいましたが、次の日に娘が体調を崩すことなく、ホッとしました。
PS2.
この3週間後に「また飛行機見に行こうね!」と娘から言われ、「行ってよかった」と思う父でした。